ラクロス女子・中沢姉妹 父は元サッカー日本代表・佑二氏!メダルで恩返し誓う 長女・こころ「いいところみせたい」ラクロス女子世界選手権24日開幕
28年ロサンゼルス五輪で120年ぶりに復活するラクロスの女子世界選手権が24日に東京・大井ホッケー競技場などで開幕する。日本開催は29年ぶり。21日は都内で会見が行われ、前回大会5位の日本代表が出席。サッカー元日本代表の中沢佑二さん(48)を父に持つ長女こころ(24)と、次女ねがい(22)=米ノースカロライナ大=は日本初のメダル獲得と、父への恩返しを誓った。
偉大な父に最高のプレゼントを届ける。長女こころは、世界選手権へ向けて「父には食事や睡眠の面だったり、アスリートのベースについて助言をもらってきた。日本開催の大会でいいところを見せたい」と意気込み、次女ねがいも「この大会でメダルを獲得して恩返しがしたい」と誓った。
ステージには佑二さんも登場。娘の影響を受けて指導者ライセンスを取得し、現在は横浜国大のヘッドコーチを務めている。会見ではクロス(網付きスティック)を使って、娘2人と華麗なキャッチボールを披露。「長女、次女ともに代表にいます」と声を張り上げてアピールすると、「誇らしく思っている。僕がサッカーでできなかったことを世界に対してやってくれるんじゃないかな。W杯で活躍できなかったからさ…」とまな娘にエールを送った。
こころが競技をはじめたきっかけは、ラクロス強豪の日大中に進学したこと。2歳下のねがいも続いた。00年シドニー五輪とW杯2大会に出場し、ブラジル留学経験を持つ父に影響を受け、高校卒業後は一念発起。こころは米ルイビル大に、ねがいはノースカロライナ大に進学。世界ランキング1位の本場・米国で腕を磨き、U-19から日本代表入りを果たすまでに成長した。
尊敬を込め、ねがいは父と同じ背番号「22」を背負っている。同時に超えることも意識し、「小さいころから父のストイックさを見ている。今もストイックで、そういうのを見て、超えていかないといけないと思っている」。父から受け継ぐ上昇志向をのぞかせた。
世界選手権で日本の過去最高成績は5位。今大会は初のメダル獲得を目指す。こころが「やってやるぞ、という気持ちでいっぱい。父の熱い思いを背負って世界と戦っていきたい」と話せば、ねがいも「メダル獲得」と呼応した。自国開催の大舞台。表彰台に立ち、28年ロサンゼルス五輪へ弾みと、最高の親孝行を果たしてみせる。
◆中沢佑二(なかざわ・ゆうじ)1978年2月25日、埼玉県吉川市出身。三郷工技術高卒業後、ブラジル留学を経て、98年にV川崎(現東京V)に練習生として入り、99年にプロ契約。ヘディングの強さから「ボンバーヘッド」の愛称で親しまれた。02年に横浜Mに移籍。06年ドイツ、10年南アフリカとW杯2大会に出場。国際Aマッチ110試合出場17得点。J1通算593試合出場はフィールドプレーヤーでは歴代2位。19年1月に現役引退。現役時代のサイズは187センチ、78キロ。
