36歳・高安が1敗堅守 “元大関対決”正代吹っ飛ばした 幕内最年長「刺激に」悲願の初優勝、大関復帰へ前進
「大相撲名古屋場所・7日目」(18日、IGアリーナ)
高安が正代との元大関対決を押し出し、6勝1敗と星を伸ばした。無敗がいなくなり、幕内最年長が賜杯争いトップに並び立った。両横綱は安泰で、豊昇龍は平戸海をすくい投げで退け5勝目、大の里は伯乃富士を寄り切り4勝3敗と白星を先行させた。綱とりの大関霧島は関脇琴勝峰に上手投げを決め6勝目、かど番の琴桜は関脇熱海富士に寄り切られ3勝4敗と黒星が先行した。10勝で大関特例復帰を狙う関脇安青錦は藤ノ川を寄り切って6勝目。1敗で7人が並ぶ。
幕内最年長となった36歳の高安が、衰えぬ闘志と経験値を体現した。過去9勝19敗、7連敗中だった正代の右差しを封じ、頭を下げ右を相手の左肩に押し当てて見合った。探りながら左のど輪で相手の体を起こし、土俵下に吹っ飛ばした。
元大関対決を制して6勝目。「いつも思うように取られて、中に入られたり突き落とされたりした。慌てないで厳しい相撲を取った」とうなずいた。夏場所は右太ももを痛めて途中休場し、7場所守った三役から転落。玉鷲が十両に転落し、幕内最年長となっても「刺激になるし、張り合いがある」と、緩んだ雰囲気は一切見せない。
腰に爆弾を抱え、連日朝と夜に入念なケアに務める。「今のところ体は持っている。あと8日、体を整えて力が出るコンディションで臨むだけ」と意気込んだ。
悲願の初優勝、大関復帰をあきらめないと常に口にする。体さえ万全なら実力はトップクラス。悲壮感すら漂わせ「痛いところがなく相撲を取るのが一番。連日それに務めている」と先を見据えた。
