上地結衣 日本女子初「生涯ゴールデンスラム」 悲願達成の瞬間、歓喜の涙「夢の一つ。信じられない」
「テニス・ウィンブルドン選手権」(11日、ロンドン)
女子シングルス決勝で第1シードの上地結衣(32)=三井住友銀行=が第2シードのディーデ・デフロート(オランダ)を6-0、6-0で破って初優勝し、四大大会とパラリンピックを全制覇する「生涯ゴールデンスラム」を日本女子として初めて達成した。同種目ではデフロート以来2人目。男子シングルスでは国枝慎吾、小田凱人(東海理化)が成し遂げている。
悲願達成の瞬間、思わず手で顔を覆い、涙を流した。上地は生涯ゴールデンスラムの偉業に「夢の一つだった。まだ本当に起きたことなのか、信じられない。とても幸せ」と感慨に浸った。
通算70度目の宿敵デフロートとの対戦。相手の第2サーブを鋭く攻め、強烈なリターンでポイントを積み重ねる。1ゲームも落とさない完勝に「サーブもリターンも、絶対に入るという感覚が何度もあった。これまでにはなかった感覚だった」と振り返った。
この1年は芝でのプレーを見つめ直し「ショットや戦い方のバリエーションを増やしてきた。それが生きた」という。前哨戦出場を回避するなど調整法も大幅に変えた。
テニスの「聖地」で、ようやく頂点に立った。それでも「まだダブルス決勝がある」とし「まずは明日(12日)の試合に全力を尽くしたい」と早くも勝負師の顔に戻っていた。
