北口榛花 新コーチとの初戦は5位 フォーム変更中で「不完全燃焼!」も前向き「これからが楽しみ」
「陸上・セイコーゴールデングランプリ東京」(17日、MUFG国立)
女子やり投げでパリ五輪覇者の北口榛花(28)=JAL=は60メートル36の5位だった。非五輪種目の男子3000メートルは森凪也(ホンダ)が日本新記録の7分38秒98で制した。2014年に大迫傑が出した記録を1秒11更新した。同100メートル決勝はパリ五輪王者のノア・ライルズ(米国)が9秒95で勝ち、桐生祥秀(日本生命)が10秒15で日本勢最上位の4位だった。男子走り幅跳びは橋岡優輝(富士通)が8メートル22で、110メートル障害は阿部竜希(エターナルホスピタリティグループ)が13秒26で優勝した。
今季初戦に臨んだ北口は5本の投てきのうち、60メートル台は一度にとどまった。2月から男子世界記録保持者で五輪3度優勝のヤン・ゼレズニー氏(チェコ)の指導を受け、投てきフォームを細かく変更中。「不完全燃焼!これでこんなに飛ぶなら(練習を積めば)もっと飛ぶ。これからが楽しみ」と前を向いた。
フォームは主に3点変更。助走開始時のステップをやめ、助走路の中央を走り、やりの引き方を変えた。これまでは一度手を下ろしてから投てき動作に入っていたが、今は下ろさない方式に変更。ゼレズニーコーチから「今世は無理だから、来世にやろう」と指摘されたことがきっかけで、北口は「やりを下ろして引くのはヤンが元祖。その人に違うと言われたら受け入れざるを得ない」と笑いながら明かした。
今後はダイヤモンド・リーグ1戦をはさみ、日本選手権(6月、愛知)に照準を合わせる。今大会の結果は振るわなかったが、フォーム変更は連覇を狙う2028年ロサンゼルス五輪などを見据えたもの。67メートル38の日本記録を保持する北口は「将来的には70メートルを投げたい」と飛躍を誓った。
