阿部一二三 尚弥VS中谷から学び「僕と城志郎君のワンマッチのような感じなのかな?と」 昨年3位の世界王座奪還誓う
柔道の世界選手権(10月、バクー)日本代表が4日、味の素ナショナルトレーニングセンターで会見を行い、男子66キロ級五輪2連覇王者の阿部一二三(28)=パーク24=は3位に終わった昨年の世界選手権からの王座奪還を誓った。女子は代表合宿を公開し、阿部詩(25)=パーク24=らが汗を流した。愛知・名古屋アジア大会(9月開幕)の代表も会見に出席した。
世紀の一戦を目の当たりにし、気持ちは高ぶっている。一二三は、2日に東京ドームで行われた井上尚弥VS中谷潤人のボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチをリングサイドで観戦。両雄と交流があるだけに「無事に終わってよかった」と本音を漏らしつつ、「2人ともボクシング界の頂点。五輪をかけて生きるか死ぬかの戦いをした僕と(丸山)城志郎君のワンマッチのような感じなのかな?と思って見ていた。負けていられないし、すごくいい刺激になった」と興奮気味に語った。
競技は違えど、同じ王者の立場。強みを生かして判定勝ちをつかんだ井上尚の戦い方が参考になった。「隙がなかった。柔道も隙を見せた瞬間にポイントを取られる。研究も、過程も、試合展開も、徹底して勝ちにいくことが大切」。“隙のなさ”と“徹底”。2つの学びを糧に、世界選手権では、6年ぶりの黒星で3位に終わった前回大会のリベンジを狙う。
6月からは28年ロサンゼルス五輪のシード権に関わるポイントレースが始まる。夢の五輪3連覇へ、まずは世界王座を奪還して弾みを付ける。「世界選手権は落とせない。隙のない阿部一二三を作っていきたい」と覚悟をにじませつつ、「3連覇は野村忠宏さんしか達していない領域。ワクワクしている」と胸をおどらせた。
