異常事態、角界師匠の暴力行為 「決別宣言」後もやまず

 現役時代に番付の最高位に君臨した師匠が、暴力行為の当事者となった事実は重い。伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)は日本相撲協会に自ら報告したと説明するなど火消しに躍起だが、相応の処分は免れないだろう。手を上げた相手が幕内力士というのも異常事態だ。

 協会は2018年10月に「いかなる暴力も許さない」などの文言からなる暴力決別宣言を発表。きっかけは、伊勢ケ浜親方の兄弟子である元横綱日馬富士が17年に起こした傷害事件だった。伊勢ケ浜部屋では22年にも幕下以下の力士2人による暴力問題が発生し、今回は3度目となった。

 師匠による弟子への暴力行為は、最近では20年の中川親方(元幕内旭里)が挙げられる。部屋は閉鎖となり、同親方は委員から年寄へ2階級降格処分。ある中堅親方は伊勢ケ浜親方の処遇について「師匠交代など厳罰もあるのでは。指導する側の暴力が最もいけない」と断罪した。

 協会は全協会員対象の研修会を開き、怒りの制御方法を講話するなど対策を講じてきた。今も多くの親方が指導法に頭を悩ませている。

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