安青錦 綱とり「しっかりつかむ」 初の東の正位で3場所連続Vへ「精いっぱいやるだけ」
日本相撲協会は24日、大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表。大関安青錦(21)=安治川=は初めて東の正位に座り、綱とりと3場所連続優勝に挑む。熱海富士(23)=伊勢ケ浜=が新小結に昇進し、静岡県出身では1930年夏場所の天竜以来96年ぶりの新三役。伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)が昨年6月に部屋を継承後、初の三役となった。新入幕は明大出身の藤青雲(28)、拓大出身の藤凌駕(22)の藤島部屋勢。また、栃大海が幕下に転落し、春日野部屋は1935年夏場所から続いた関取が途絶えた。
新関脇と新大関での連続優勝に続いて安青錦は、再び双葉山に記録で肩を並べるチャンスを逃さない。新大関から所要2場所で横綱に昇進すれば昭和以降では双葉山、照国以来。最速昇進へ、やるべきことははっきりしている。
「まだまだ」。大横綱との比較には恐縮したが「そうなれるよう、精いっぱいやるだけ」。大願成就のポイントの一つが体重だ。
役力士では最軽量の140キロ。自身より48キロ重い横綱大の里(二所ノ関)には全敗。体重について「そこまで気にせずに」と前置きしつつも「もちろん、もう少し増やせたらいいのかなと。場所前に1、2キロ」と見据える。
巡業のない今月、ジムに精力的に通い、増量しても動ける土台を整えた。お好み焼きをおかずにご飯を頰張る大阪スタイルにも、圧力に対抗するために前向きだ。
この日は記者会見に続き、部屋に宿舎を提供する幸南食糧(大阪府松原市)贈呈の化粧まわしが披露された。「人の結びつき」をテーマにあしらわれたおむすびの周囲には、全勝優勝を祈願する15個の白星。エールは受け取った。
春場所千秋楽翌日の3月23日、22歳になる。「最高に近い誕生日を迎えられるかもしれない。それ(横綱の地位)をしっかりつかみたい」。そのために稽古も食も妥協しない。




