大相撲 新三役の熱海富士「先に上がれて嬉しい」同部屋の義ノ富士、伯乃富士、尊富士を意識、師匠の元照ノ富士の金言がきっかけ
「大相撲春場所」(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)
日本相撲協会は24日、大相撲春場所の新番付を発表。初場所では安青錦との優勝決定戦んび敗れた熱海富士(23)=伊勢ケ浜=が西小結に番付を上げ、大阪市内で新三役会見を行った。
同部屋からは、2015年7月場所の宝富士以来、現師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)が継承してからは初、静岡県からは1930年夏場所の天竜以来の新三役。熱海富士は番付表を見て「(しこ名の)字が大きくなっている。静岡の字も大きくなってうれしい」と笑みを浮かべた。
24年初場所で西前頭筆頭に番付を上げ、上位で戦い続けたが2年間、三役の壁を超えられなかった。「ちょっと遅くなったと思うが、相撲を変えたり、気持ちを変えた去年がなかったら上がれなかった。僕は他の人に比べて器用な方ではないので、言われてきたことを理解して行動に移すまでが遅かった。まだ完璧ではないので、もっと頑張っていきたい」と感慨を口にした。
昨年の九州場所前に師匠から自身の十両時代の映像を見せられた。師匠が自ら調べて映像を入手し「足が出ていた昔の方がいい相撲だったぞ」と諭され、出足を意識するなどして成績が向上した。
同部屋には義ノ富士、伯乃富士、尊富士、錦富士、翠富士ら関取衆が多く在籍。部屋では宝富士以来11年ぶりの新三役となり、ライバルから一歩先んじた。「ずっと皆で稽古をしてきたし、先に上がれて嬉しい。僕じゃない人が先に上がったら、多分悔しいと思う。義ノ富士、伯乃富士、尊富士は『おめでとう』と言いながらも、多少悔しい気持ちもあるのでは」と同部屋の仲間に感謝しつつ、達成感を口にした。
師匠からは「これからが大事だ」と伝えられている。熱海富士は「新入幕した頃から三役を目標に言ってきた。それが達成できたことがすごいうれしい。優勝、さらに上の番付を目標に、もっと相撲を頑張っていきたい」と気を引き締めた。





