杉原愛子 村上茉愛強化本部長とホワイトベアタッグでロス五輪へ“前向き”?フィギュア坂本にエールも「自分の滑りで楽しんで」
デイリースポーツ制定「2025年度ホワイトベア・スポーツ賞」の表彰式が9日、東京・内幸町の日本プレスセンタービルで行われた。昨年10月に行われた体操の世界選手権女子種目別床運動で金メダル、平均台で銅メダルを獲得した杉原愛子(26)=TRyAS=と、昨年8月に開かれた新体操の世界選手権団体総合で同種目初の金メダルを獲得した日本代表(鈴木歩佳、稲木李菜子、田口久乃、西本愛実、花村夏実、三好初音)が受賞。ともに1999年生まれの杉原と昨年10月に引退した前主将の鈴木さん(ミキハウス)が喜びを語った。表彰式では、藤谷稔デイリースポーツ代表取締役社長から表彰盾、奨励金、シロクマのぬいぐるみが手渡された。
杉原は副賞のシロクマのぬいぐるみを授与されると「かわいい…」と声を漏らし、写真撮影の際にはおなじみの“王冠ポーズ”で頭の上に掲げた。体操界では内村航平氏をはじめ数々のホワイトベア受賞者がいるだけに「レジェンドに続き、今回自分がいただけてありがたい。体操界の歴史をつなげられて光栄」と感慨深げ。特に体操女子では村上茉愛さん以来2人目。16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪でも共闘し、現在は女子代表の強化本部長として活動している先輩に続く受賞に「村上本部長(体制)になって取った賞でもあるので、うれしい」と声を弾ませた。
完全復活を遂げた1年だった。22年6月、競技人生に「一区切り」をつけたが、23年に復帰。昨年はNHK杯で史上最長ブランクとなる10年ぶり2度目の優勝を果たし、世界選手権では床運動で村上以来の日本勢2人目の金メダルに輝いた。10代が最前線で戦う世界に食らいついた26歳は「すごく楽しかった。競技を離れた時期を経て、大好きな体操の練習も大会も楽しめた」と胸を張る。
今年は自国開催の愛知・名古屋アジア大会や、世界選手権に照準を合わせるが、28年ロサンゼルス五輪については、目指す苦楽を知っているだけに「1年1年クリアしながら進みたいと“前向き”に考えている(笑)」と明言はしなかった。ただ、知己の村上強化本部長との“ホワイトベアタッグ”での五輪挑戦については「あ、ほんまですね!」と意欲。同席した大野和邦コーチも、村上さんを指導した恩師でもあるだけに「ホワイトベアの父です」と笑った。
開催中のミラノ・コルティナ五輪では、フィギュアスケート女子の坂本花織(シスメックス)に熱視線を送る。数年前に意気投合し、公私ともに仲が良く刺激を与え合う関係となった。坂本は今季限りでの現役引退を表明しており「昨日も団体でめっちゃいい演技をしていて感動で涙が出た。最後まで自分の滑りで楽しんでほしい」とエールを送った。
◇杉原愛子(すぎはら・あいこ)1999年9月19日、大阪府東大阪市出身。東京・藤村女高から武庫川女大に進学した。五輪は16年リオデジャネイロ、21年東京の2大会に出場。22年に第一線を退き、23年に復帰した。世界選手権の個人総合は17年6位、25年7位。昨年5月のNHK杯を10年ぶりに制し、10月の世界選手権は種目別の床運動で金メダル、平均台は銅メダルを獲得した。152センチ。




