ホーバス氏“電撃解任”の背景巡り島田会長から反省の弁も 「我々が一気に舵を切り出した。HCなりにいろんな思いがあったと思う」
日本バスケットボール協会(JBA)は3日、都内で、男子日本代表のトム・ホーバス監督(59)との契約終了と今後の強化体制に関する記者会見を開いた。島田慎二会長(55)は、事実上の解任となった背景について、急激な強化方針の転換があったと説明。同会長は「正直言ってJBAとして反省すべき点だと思っている」と話した。
1次リーグ敗退となった24年パリ五輪後、JBAは同年の9月の理事会でロサンゼルス五輪を目指しホーバス氏の続投を決定。だが、昨年10月に新設された強化委員会(前技術委員会)の伊藤委員長のもと、五輪ごとの強化計画と次世代代表の強化を同時並行で進める「12年の中長期計画」にシフト。1月初旬にホーバス氏と説明の場を設けたが、折り合いがつかずJBA側から契約終了を申し出た。
島田会長は「決めたものを踏襲するのが本来のあるべき姿。(踏襲しない場合は)よほどの成績不振が無い限りで、ホーバスHCはそういう状況ではなかった」と説明。結果として、理事会の決定と強化委員長新設とのタイムラグが生じ、ホーバス監督に方針転換を強いることとなり、「正直言ってJBAとして反省すべき点」と非を認めた。
「日本代表の魂を彼が作ってくれた」とホーバス氏に感謝を語った島田会長。同氏の胸中も想像した。「28年ロスを一緒に目指す前提でここまで一緒に戦ってきているので、強化体制・方針がかわったとはいえ、当然トーマスからいえば忸怩(じくじ)たる思いはあったと思う」。急激な変化に折り合いがつかない難しさをホーバス氏も理解していたと見解を示した。その上で「そもそも、変化に我々が一気に舵を切り出した事に関してはヘッドコーチなりにいろんな思いがあったと思う」と語った。





