男子バスケ日本代表ホーバス監督 電撃解任 後任にはB1琉球・桶谷氏 日本バスケットボール協会「方向性の相違によるもの」
日本バスケットボール協会は2日、男子日本代表のトム・ホーバス監督(59)との契約を終了したと発表した。協会は「今後の代表強化に関しての、方向性の相違によるもの」だと説明。今月26日と3月1日の沖縄でのW杯アジア1次予選2試合を前に、電撃的な発表となった。事実上の解任とみられる。複数の関係者によると、新監督にはB1琉球ゴールデンキングス監督の桶谷大氏(48)が就任する。
ホーバス氏は2021年の東京五輪で女子日本代表を率い、銀メダルを獲得。規律を重んじ、選手のやる気を引き出す指導で成果を上げた。五輪後には男子代表監督に転身。23年のW杯ではアジア最上位に導き、48年ぶりとなる自力での五輪出場を決めた。
ただ、1次リーグ敗退となった24年パリ五輪後に、米プロNBAで活躍する代表のエース八村塁(レーカーズ)との関係悪化が表面化。同年11月には八村が「練習のやり方、ミーティングも世界レベルではないんじゃないかと思う」と手腕を疑問視する発言をし、騒動となっていた。
ホーバス氏は協会を通じ「浮き沈みのある道ではあったが、かけがえのない時間だった」とコメント。日本協会の島田慎二会長は「ホーバス氏との歩みは、日本バスケ界の成長の軌跡でもあった」とした上で「私たちは新たな道を歩み始める」との談話を出した。
桶谷氏は京都市出身で、琉球を率いて22~23年シーズンにBリーグ初優勝、24~25年には天皇杯全日本選手権初制覇に導いた。一体感のあるチームづくりに定評がある。
◆トム・ホーバス 1967年1月31日、米コロラド州出身。90年に日本リーグのトヨタ自動車に入団し、4季連続で得点王に輝くなど3点シュートの名手として活躍。94年にはNBAのホークスでプレー。01年に日本で現役引退した。10年に女子WリーグのJX(現ENEOS)で指導者に。女子日本代表では、16年リオデジャネイロ五輪でコーチを務め、21年東京大会は監督として銀メダルに導いた。同年9月に男子日本代表監督に就任した。




