小野光希 笑顔満開V 2大会連続の五輪へ「いい色のメダルを取れるように頑張りたい」 冨田せな、工藤璃星も代表確実

 表彰台で喜ぶ小野光希(中央)と3位の冨田せな(右)(ゲッティ=共同)
 スノーボードW杯ハーフパイプ第4戦を制した女子の小野光希(ゲッティ=共同)
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 「スノーボード・W杯」(9日、アスペン)

 ハーフパイプ第4戦の決勝が行われ、女子は小野光希(21)=バートン=が91・00点、男子はミラノ・コルティナ冬季五輪代表が確実な戸塚優斗(24)=ヨネックス=が90・50点で、ともに今季初制覇した。小野は2024年2月以来の通算7勝目、戸塚は24年12月以来の9勝目となった。

 女子は北京五輪銅メダルの冨田せな(26)=宇佐美SC=が3位で、工藤璃星(16)=TOKIOインカラミ=が4位。日本は五輪の同種目の出場枠を男女それぞれ最大4得られる。小野、冨田せ、工藤は全日本スキー連盟(SAJ)が定める派遣基準で1戦を残して上位4人に入ることが決まり、代表を確実とした。既に確実としていた清水さら(16)=TOKIOインカラミ=とともに顔ぶれが固まった。SAJは基準日の19日以降に正式決定する。

 開幕戦で小野は9位に終わり号泣、続く第2戦では予選直前の練習で頭を打って棄権した。くじけそうな心を奮い立たせて挑んだ今大会。2季ぶりに表彰台の頂点に立ち、笑顔満開だった。「気持ちを切り替えて年明けからしっかりできた。自分を褒めてあげたい」と目を潤ませた。

 1回目に努力の結晶が表れた。逆スタンスで進行方向と逆に踏み切る技など多彩さをアピールし、持ち味の高さも出して高得点をマーク。昨季は8位だったアスペンで、2位に8・25点差もつけての優勝だった。「不安のある会場で自分の滑りを決められた。五輪に向けても本当に安心した」と自信を深めた。

 2大会連続の五輪代表入りが確実となった。17歳で初出場した4年前の北京冬季五輪では、9位と力を出し切れなかった。当時の雪辱に燃える気持ちを抱きつつ、大舞台の魅力も客観的に捉える。「一瞬で終わってしまうからこそ価値があると思う。いい色のメダルを取れるように頑張りたい」。たくましさの増した顔で意気込んだ。

 ◆小野 光希(おの・みつき) 2004年3月5日生まれ。埼玉県出身。20年ユース五輪金メダル。22年北京五輪に初出場して9位。W杯は23年に初優勝し、22~23年シーズンから2季連続で種目別を制した。世界選手権は23年、25年に3位。東京・成立学園高出、早大、バートン。154センチ。

 ◆冨田 せな(とみた・せな)1999年10月5日生まれ。新潟県出身。初出場の18年平昌五輪は8位で、22年北京五輪で銅メダルを獲得。22年に冬季Xゲーム、25年にW杯を初制覇。世界選手権は21年4位、25年5位。新潟・開志国際高出、宇佐美SC。160センチ。

 ◆工藤 璃星(くどう・りせ) 2009年8月28日生まれ。北海道出身。23年に全日本選手権を初制覇。24年ユース五輪で金メダルに輝き、25年世界選手権は4位。W杯は25年12月に初の表彰台となる2位に入った。通信制の開志創造高、TOKIOインカラミ。153センチ。

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