渡辺・田口組が混合ダブルスV ペア本格始動から1年3カ月で日本一に 田口「次は世界一を目指したい」
「バドミントン・全日本総合選手権」(30日、京王アリーナTOKYO)
各種目決勝が行われ、シングルスは女子の山口茜(28)=再春館製薬所=が前回覇者、宮崎友花(19)=ACT SAIKYO=を2-1で破り、3年ぶり5度目の優勝を果たした。男子の奈良岡功大(NTT東日本)は初制覇した。ダブルスは女子の志田千陽(再春館製薬所)五十嵐有紗(BIPROGY)組が桜本絢子(ヨネックス)広田彩花(岐阜Bluvic)組に、混合の渡辺勇大(J-POWER)田口真彩(ACT SAIKYO)組が緑川大輝(NTT東日本)松山奈未(再春館製薬所)組に、いずれも逆転勝ちで初優勝した。男子の山下恭平、緑川組(NTT東日本)は2連覇を達成した。
ペア本格始動から1年3カ月で日本一になった。渡辺、田口組は第1ゲームこそ献上したが、続く第2ゲームから反撃して逆転勝利。渡辺の正確なショットを起点に得点を量産し、田口のネット前に踏み出す果敢なプレーも光った。渡辺が「田口がよくやってくれた」とうなずくと、田口は「勇大さんが頑張ってくれていて、自分も頑張らなきゃと思った。優勝はすごくうれしい」と笑みをこぼした。
2大会連続銅メダルを獲得したパリ五輪後、渡辺は東野有紗(現・五十嵐)との“わたがしペア”を解散。勢いのあるフレッシュな力を求め、23年世界ジュニア選手権女子ダブルス金メダルの田口と新ペアを結成した。
今回の優勝で来年の日本代表入りは確実。28年ロサンゼルス五輪へ向けて好スタートを切った。田口は「次は世界一を目指したい」と宣言した。





