フィギュア五輪代表がメダルへ決意表明 鍵山「攻めて攻めて攻めまくる」坂本「個人で銀以上」 エキシビションで共演も
フィギュアスケートのミラノ・コルティナ五輪代表が全日本選手権閉幕から一夜明けた22日、都内で取材に応じた。ペアの代表で、全種目を通じて日本勢最多4度目の出場となる木原龍一(33)は、三浦璃来(24)=ともに木下グループ=と臨む大舞台で日本史上初となるメダル獲得へ決意を表明。女子の坂本花織(25)=シスメックス=、男子の鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大=らも思いを語った。東京・国立代々木競技場でエキシビションも行われた。
しびれるような五輪代表最終選考会から一夜明け、選手らは来年2月への熱い思いを口にした。木原は「日本のペアの歴史にはまだないメダル獲得を目指していきたい」と決意表明。三浦と組んだ前回の北京五輪は日本勢初入賞の7位だったが、視線は表彰台へと向いている。
全日本で5連覇を成し遂げ、日本女子初の3大会連続代表を決めた坂本は「北京五輪は個人で銅だったので銀以上が欲しい」、大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が武器の中井亜美(TOKIOインカラミ)は「夢が一つかなった。次はメダルを」と抱負を語った。中井と同様に初代表の千葉百音(木下グループ)を含めて女子は全員が表彰台を狙える布陣で臨む。
男子のエースで前回銀メダルの鍵山は「勝ちを求めて、攻めて攻めて攻めまくる」と宣言。佐藤駿(エームサービス・明大)も初舞台でのメダルに期待がかかっており、三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)も虎視眈々(たんたん)とうかがっている。
エキシビションでは、坂本がアンコールでSPの演目を滑る際に鍵山が登場。見せ場のステップを一緒に滑って会場を盛り上げた。鍵山は「ちゃんと(最高難度の)レベル4を取れたか心配」とおどけた。佐藤と三浦、中井と千葉、ペアの長岡柚奈、森口澄士組、アイスダンスの吉田唄菜、森田真沙也組(ともに木下アカデミー)も熱演した。





