大関安青錦26日誕生 最速&ウクライナ出身初 口上の文言に注目集まる

 大相撲の関脇安青錦(あおにしき)(21)=本名ダニーロ・ヤブグシシン、安治川=の大関昇進が、26日午前に福岡国際センターで開かれる日本相撲協会の初場所(来年1月11日初日・両国国技館)番付編成会議と臨時理事会で正式に決まる。ウクライナ出身初の大関誕生となる。

 決定後、協会は使者を派遣し、福岡県久留米市の安治川部屋宿舎で昇進伝達式を実施。25日に取材対応はなかったが、注目される口上の文言について安青錦は24日に「師匠(安治川親方=元関脇安美錦)に『自分で考えろ』と言われた。頑張ります、しか言えない」と苦笑交じりに話した。

 現役の両横綱は豊昇龍が「気魄一閃(きはくいっせん)の精神で」、大の里が「唯一無二の」と表明。ともに横綱昇進時にも使用している。安青錦の師匠、安治川親方(元関脇安美錦)の現役時代の師匠である旭富士は「これからはより一層の稽古に精進して」と誓った。

 貴ノ花(後の貴乃花)は「不撓(ふとう)不屈」、安青錦が憧れる若ノ花(後の3代目若乃花)は「一意専心」と四字熟語を選んだ。欧州出身初の大関となった琴欧州(後の琴欧洲)は「大関の名に恥じぬように、稽古に精進」と思いを込めた。

 初土俵から所要14場所は年6場所制となった1958年以降初土俵で琴欧州(後の琴欧洲)の19場所を抜き最速(付け出しを除く)。新入幕から所要5場所も58年以降新入幕で大の里に並び最速。21歳8カ月は58年以降初土俵で、白鵬の21歳0カ月に次いで4位の年少昇進記録となる。

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