大の里 「左肩鎖関節脱臼」のため休場 賜杯争いトップで並ぶ大一番も 結びの豊昇龍戦は不戦敗に
「大相撲九州場所・千秋楽」(23日、福岡国際センター)
新関脇安青錦が12勝3敗で初優勝を飾った。ウクライナ出身で初。本割で大関琴桜を内無双で破り、横綱大の里の休場による不戦勝で勝ち星が並んだ横綱豊昇龍との優勝決定戦を送り投げで制した。
横綱大の里が休場した。「左肩鎖関節脱臼」のため「1カ月間の安静加療が必要」との診断書を提出。結びの豊昇龍戦は不戦敗となった。
賜杯争いトップで並ぶ大一番だった。13日目の安青錦戦で痛めた。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「今朝、稽古場で体を動かしてみたが、本人とも話して無理はさせず休ませることにした。千秋楽の休場なので大変申し訳ない」と談話を発表した。大の里の休場は、2023年5月の初土俵以来初めて。冬巡業も休場の方針。豊昇龍の師匠、立浪親方(元小結旭豊)は「満足に取れない姿を見せたくないのが力士の本心。俺だって豊昇龍の時にそういった決断をした」と語った。
土俵からの協会あいさつでは、八角理事長(元横綱北勝海)が「横綱の休場は大変遺憾ではございますが…」と言及した。





