箱根王者・青学大は苦しい前半戦 4区終了時点で1分56秒差7位で後半戦へ 「朝日にかける大作戦」も出遅れ誤算

 「全日本大学駅伝」(2日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)

 大学三大駅伝の第2戦で箱根駅伝王者の青学大は苦しい前半となった。4区終了時点で首位中大と1分56秒差の7位と出遅れた。

 当日変更で投入された1区の椙山一颯(1年)は終盤まで先頭争いを繰り広げたが、最後のスパート合戦についていけず、8秒差の11位で2区へ。2区の荒巻朋熙(4年)は追い上げる流れを作れず、ジワジワと先頭集団から離されていき、首位中大と52秒差の10位。区間でも10位の走りとなった。

 3区の宇田川瞬矢(4年)はジワジワと順位を上げていき、8位まで浮上したが、首位駒大との差は1分5秒差に拡大。区間7位の走りだった。

 4区の塩出翔太(4年)は序盤飛ばしたが、その後、先頭からの差は開いていった。区間7位の走りだった。

 出雲駅伝7位から巻き返しを狙う中で、前日会見で「朝日にかける大作戦」を掲げた原監督は「各区間取りこぼしのない走りをしていきたい。(7区の)黒田朝日に渡った時に先頭もしくは30秒以内で争っていけば、優勝争いにも絡んでくる」と見据えていたが、誤算の展開となった。

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