競歩世界選手権銅メダル・勝木隼人が圧勝 納得3時間切りに笑み「いいレースができた」 アジア大会代表入りへ一歩前進
「全日本競歩・高畠大会」(26日、山形県高畠町)
来年の愛知・名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねたマラソン競歩の男子は、9月の世界選手権35キロで銅メダルの勝木隼人(自衛隊)が2時間55分28秒で制した。世界陸連が来年から35キロをフルマラソンと同じ42・195キロに変更することを受け、国内初の公認大会として開催された。女子は内藤未唯(ウィザス)が3時間47分51秒で優勝した。従来の20キロに代わり21・0975キロで実施されたハーフマラソン競歩の男子は逢坂草太朗(東洋大)が勝ち、女子は永井優会(金沢学院大)が制した。
世界選手権メダリストの貫禄を示す歩きだった。新種目で、勝木が2位に6分近い差をつける圧勝。公言していた3時間切りの目標を悠々とクリアし「思った通りのタイム。いいレースができた」と笑みがはじけた。来年の愛知・名古屋アジア大会の代表入りにも一歩前進。今回は長距離でしのぎを削る川野(旭化成)が不在とあって「次の大会は初代王者らしいレースをして、バチバチやりたい」と対抗心をみなぎらせた。





