涙の金メダルの杉原愛子「めちゃくちゃうれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱい」22年に第一線退くも異例復活の26歳、現役続行宣言「杉原愛子をもっと進化させる」
「体操・世界選手権」(25日、ジャカルタ)
種目別決勝が行われ、女子床で16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪代表で6年ぶりの出場となった杉原愛子(26)=TRyAS=が13・833点で金メダルを獲得した。日本女子の同種目での金メダルは17、21年大会の村上茉愛に続き史上2人目。杉原は平均台でも銅メダルを獲得した。
金メダルが決まると歓喜の涙を流した後、最高の笑顔で日の丸をひらめかせた杉原。「世界チャンピオンになれて、皆さんの応援のおかげでこの金メダルをとることができた。めちゃくちゃうれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。個人総合の悔しさから気持ちを切り替えて、今大会で1番いい演技ができた」とうなずいた。
杉原は東京五輪後の22年に第一線から退いたが23年に復帰。24年パリ五輪には補欠として帯同した。今年5月のNHK杯では10年ぶりの優勝。「10年後に優勝するなんて想像していなかった花が咲く時期は人それぞれ違う。こういうふうに花を咲かせることができてうれしい」と話していたが、世界の舞台で大輪を咲かせた。
今後についても言及し「オリンピックが3年後にある。1年ごとにクリアしていきたい。今回の個人総合の悔しさがある。来年の世界選手権も出たい。またパワーアップして、杉原愛子をもっと進化させて、成長できるようにしたい」と見据えた。





