国学院大 史上7校目大会連覇 4区・辻原が区間新の激走「4区を辻原輝パビリオンにしようと思っていた」
「出雲全日本大学選抜駅伝」(13日、出雲大社~出雲ドーム前=6区間45・1キロ)
11月の全日本大学、来年1月の箱根を含めた「大学三大駅伝」の初戦、国学院大が2時間9分12秒で2年連続3度目の優勝を成し遂げた。連覇は史上7校目。立役者は3年生コンビの3区(8・5キロ)野中恒亨(ひろみち)と4区(6・2キロ)の辻原輝。野中は5位から2位に、辻原は区間新記録の快走でトップに浮上した。38秒差の2位は早大、さらに15秒遅れの3位は創価大だった。1月の箱根駅伝を制し、『ばけばけ大作戦』を掲げて7年ぶり5度目の優勝を目指した青学大は7位に終わった。
晴天の出雲の空の下に“辻原輝パビリオン”が繰り広げられた。国学院大が連覇を達成。区間新でトップに浮上した辻原は「全日本でもう一段階強くなって、箱根駅伝でもっとバコーンとおっきい記録を出せたら」と、天真らんまんぶりを発揮した。
3年生コンビが流れを変えた。5位でたすきを受けた野中は「自分が国学院の主力だと見せたかった」と2位へ引き上げた。たすきを受けた辻原は首位に躍り出る激走。2019年に神林勇太(青学大)がマークした17分24秒の区間記録を塗り替えた。1位をキープし、最終6区の主将・上原はダブルピースをしてゴールテープに飛び込んだ。
辻原は「前の野中の走りに勇気をもらった」と鼓舞された。上級生としての自覚も芽生える中「僕は僕らしく、野中は野中らしく引っ張りたい」と、相棒とともに軸となり、連覇へ導いた。
この日は大阪・関西万博の最終日。「今日は4区を辻原輝パビリオンにしようと思っていた」と辻原ワールドもさく裂させた。レース前の昼寝中にひらめいたといい「ユーモアがある性格で盛り上げられたら」と、狙い通りに4区を独壇場にした。
「陸上をやっていない人でも誰もが知っている選手になりたい」と辻原。大学三大駅伝3冠へ走り続け、再び勝利の立役者となる。
◇辻原輝(つじはら・ひかる)2004年9月20日生まれ、神奈川県出身。藤沢翔陵高から国学院大文学部史学科に入学。24年の出雲駅伝は3区を走り優勝に貢献。今年1月の箱根駅伝では7区を走った。今年度の目標は「箱根駅伝4区日本人新」。




