羽田空港に力士いっぱい“トラブル1号”は阿武剋、ロンドン公演に出発

 大相撲で34年ぶりに開催されるロンドン公演(15~19日、ロイヤル・アルバート・ホール)に向けて、横綱大の里(二所ノ関)、八角理事長(元横綱北勝海)ら幕内力士、日本相撲協会幹部、付け人、行司ら60人が11日、羽田空港から出発した。

 “トラブル第1号”は幕内阿武剋で、発券トラブルのためカウンターで30分以上待たされた。疲れた表情で関取では最後に出発ゲートをくぐった。

 海外公演は2013年のインドネシア・ジャカルタ以来。ベテランの正代は「ジャカルタは入門する前の年でした。初めての海外。不安しかない」と持ち味であるネガティブ発言を元気よく行った。竜電は12年九州の新十両場所で重傷を負っただけに「その時はケガをしていた。初めての海外ですね」と、安眠を促す器具を手に語った。

 横綱豊昇龍らが搭乗する第2便は、12日に出発する。横綱大関、協会理事はファーストクラスを利用。ただ、唯一の大関である琴桜は右膝負傷のため欠場するため、力士のファーストクラス利用は両横綱のみとなっている。

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