マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が富士通を退社 プロ転向へ「自問自答を重ねた末に、新たな道へ進む決断をいたしました」「独立してプロとして活動するという決断をいただいました」
富士通陸上競技部は8日、男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾(30)が同日付で退部、退社すると発表した。鈴木はその後、自身のインスタグラムを更新。プロランナーとして活動する意向を示した。ホームページで「2025年10月8日をもちまして、長距離ブロックの鈴木健吾が退部することとなりました。在籍中は温かい声援をいただきありがとうございました」とした。
鈴木はホームページで「この度、7年半にわたりお世話になりました富士通陸上競技部を退部し、併せて富士通を退社することとなりました。多くの葛藤や迷いがありましたが、自分自身と向き合い、自問自答を重ねた末に、新たな道へ進む決断をいたしました」などとコメントし報告した。
インスタグラムでは富士通への感謝を綴った上で「年齢的に限られたチャンスの中でより一層覚悟を持ってマラソンに挑みたいという思いから、独立してプロとして活動するという決断をいたしました」と、記した。
鈴木は神奈川大時代に箱根駅伝などで活躍。富士通に進み、2020年のびわこ毎日マラソンで2時間4分56分の日本新記録で優勝した。21年12月には女子マラソンの一山麻緒との結婚を発表した。
鈴木のコメント全文は以下の通り。
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この度、7年半にわたりお世話になりました富士通陸上競技部を退部し、併せて富士通を退社することとなりました。多くの葛藤や迷いがありましたが、自分自身と向き合い、自問自答を重ねた末に、新たな道へ進む決断をいたしました。
歴史と伝統ある富士通のユニフォームを身にまとい、競技に打ち込むことができたことは、私の競技人生において大きな誇りです。心より感謝申し上げます。
また、ここまで競技を続けてこられたのは、応援してくださったファンの皆さま、共に歩んできた仲間、そして温かく支えてくださった富士通の皆さまのお力添えのおかげです。この場を借りて、改めて深く御礼申し上げます。
今後は、マラソンランナーとして新たなステージに挑戦し、自分らしい走りを追求してまいります。
鈴木 健吾



