河合スポーツ庁新長官が所信表明「霞ケ関で一番インクルーシブな組織になったね、と言われるのが理想」任期2年最長5年

 パラリンピックの競泳男子視覚障害クラスの金メダリストで、スポーツ庁新長官の河合純一氏が1日、霞ケ関の文部科学省に初登庁した。就任会見では、「スポーツ庁発足から10年の節目に3代目として着任したことは意味があると理解しながら、改めてこの国のスポーツをより価値のあるものとして、多くのみなさんと共有できるようにしていくことが私の大きな使命だと思っている」と所信表明した。

 鈴木大地氏、室伏広治氏に次ぐ3代目で、パラ選手として初の長官。「私が着任したことがスポーツ庁にとっての大きな変化、きっかけになっていると思う」と自覚を込め、「霞ケ関で一番インクルーシブな組織になったね、と言われるのが理想。一人一人の良さを生かし合えることがインクルーシブだと思う。スポーツで記録、勝負で勝つ、速くなるとかだけではなく、楽しさや、笑顔でいられる時間が増えるとか、健康になっていけるだとか、そういうものを発進しながらお伝えをし、少しでも『スポーツはいいよね』と言ってもらえる国民のみなさんが増える取組をするのが役割かなと思っています」と意気込んだ。任期は2年で、最長5年務めることができる。

 河合氏はパラリンピック6大会連続で出場し、5個の金を含む21個のメダルを獲得。引退後は20年から日本パラリンピック委員会(JPC)委員長を務め、21年東京パラ、22年北京冬季パラでは、日本選手団団長を担った。

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