泉谷駿介「1時間前に自宅で…」急転準決勝進出も無念の大転倒で敗退 棄権者出て急転準決進出に「驚いた状態だった。今から出るのか、と」

 「陸上・世界選手権・男子110メートル障害準決勝」(16日、国立競技場)

 予選落ちとなっていた泉谷駿介が準決勝進出が決まった。フランスのゾヤが負傷のため棄権となったため、繰り上がりで準決勝1組3レーンに組み込まれた。ただ、レースでは無念の大転倒で敗退となった。29秒71だった。

 五分のスタートを切ったが、1台目に接触してしまうと、2、3台目はクリアしたが、4台目に引っかかって壮絶に転倒。その後、立ち上がり最後までゴールを駆け抜けた。泉谷は「このような結果になってしまって。自分への失望感は大きい」とうつむいた。

 準決進出を告げられたのはレース1時間前。自宅にいたという。「(知らせは)1時間前に自宅で。出れるからにはやる気はあったんですけど、驚いた状態だった。今から出るのか」と苦笑いで語った。会場到着は「20分、15分前」と明かし、アップについては「覚えてないんですよね。ほんとに。軽く動いて、、室内にハードルがあったので、室内の招集の時に跳んでって感じです」と振り返った。

 前回の世界陸上で決勝進出の泉谷は15日の予選で13秒52で1組5着だった。即時に準決勝進出が決まる4着以内に入れず、後の組の結果を待ったが、タイムであと1人及ばず予選敗退となっていた。

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