金候補・村竹ラシッド貫禄の予選通過「落ち着いて想定通りに」世界王者の隣で堂々

 男子110メートル障害予選を突破した村竹ラシッド(撮影・石井剣太郎)
 男子110メートル障害予選を突破した村竹ラシッド(中央)(撮影・石井剣太郎)
 男子110メートル障害予選を突破した村竹ラシッドは歓声に応える(撮影・石井剣太郎)
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 「陸上・世界選手権・男子110メートル障害予選」(15日、国立競技場)

 昨夏のパリ五輪5位の村竹ラシッド(JAL)が、13秒22の組2位で準決勝に進んだ。

 上々のスタートを切ると、後半にかけてぐんぐん加速。3連覇中のグラント・ホロウェイ(米国)の隣のレーンで堂々と走りきり、「余力を残してレースができた。落ち着いて想定通りにいけた」と胸を張った。

 8月に今季世界2位で、日本記録を更新する12秒92をマーク。ただ同28日のダイヤモンドリーグファイナルでは、1台目までの歩数が合わずに14秒39に沈んでいた。そのレースは世界選手権を見据えて安全に走り切ったため、出力を出してレースするのは約1カ月ぶりだった。その中で予選を通過し、「不安をうまく払拭できた」とうなずいた。

 決勝では金メダルも視界に捉える。まずは準決勝突破へ「この一本でスイッチが入った。力強さとキレを両立したい。次の通過が大事。決めたい」と引き締めた。

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