3000M障害 三浦龍司は悔しい8位入賞 惜しくもメダル届かず「残り数十メートル、見えていた」最後の直線で後続に抜かれる
「陸上・世界選手権・男子3000メートル障害決勝」(15日、国立競技場)
五輪2大会連続入賞の三浦龍司(23)=SUBARU=は8位入賞。最後の直線までメダル争いしていたが、後続に追い抜かれた。
レース後、三浦は「勝ちたかったですけど…。観客の声が地響きのような、鼓膜が破れるんじゃないかと…。心が内側から震えるような歓声をいただいてメダルを取る自信もあったんですけど、本当に最後、皆さんの期待に応えることできず悔しい」と悔しさを隠せず。最後の直線でメダル圏内にいたが、障害を越えてから抜かれた。「残り数十メートル、見えていた。届くかなと思ったが、思うようにいかなかった」。それでも、23歳は「間違いなく手応えはありますし、この東京世界陸上からまた成長できるのじゃないかなと思う」と先も見据えた。
13日の予選は、8分30秒43の組3位で突破。スローペースなスタートで、後方から先頭集団を追った。5周目以降は安定した走りを見せ「1番の鬼門を突破できてホッとしている」と安堵(あんど)の表情だった。
7月のダイヤモンドリーグ・モナコ大会では、自身の日本記録を6秒以上も更新する8分3秒43をマーク。決勝へは「サバイバルレースになるのは分かっている。それに食らい付くような。モナコはすごく良いレースだった。再現性のあるレースになれば」と語っていた。





