世界陸上 勝木隼斗が日本勢メダル1号!「隣に川野くんがいたことで」日本勢でレースけん引「最高の形で終えられた」

 「陸上・世界選手権・35キロ競歩」(13日、国立競技場周回コース)

 勝木隼斗(自衛隊体育学校)が3位に入り、世界陸上開幕1種目で日本勢初の銅メダルを獲得した。

 国立競技場のトラックから神宮外苑へ出るところでトップへ。勝木もトップ集団について歩いた。

 10キロ地点では42分25秒で勝木が先頭。川野もその後ろにつく形で日本勢の金メダル争いかと思われた。その後、勝木が先頭集団から離れるも粘り強くレースを展開。スピードを落とした川野らをかわし、3位に浮上した。

 最後は競技場に入ったところで韓国・キムを突き放し、3位でフィニッシュ。競歩では日本勢6大会連続のメダルとなった。カナダのダンフィーが1位、2位はブラジルのボンフィムが入った。

 「本当は優勝したかったんですけど、世界のトップ選手は強かったです。僕が想像していた以上に強かった」と語った勝木。「思った以上に集団が早くばらけてくれたので。隣に川野くんがいたことで、メダルとれると思いましたし。日本チームに勢いをつけたいのと、男子最年長でこのチームに入っている。最高の形でレースを終えられたかなと思います」と喜びをにじませた。

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