世界陸上 川野将虎にアクシデント 蛇行→胸を押さえて立ち止まるも続行 18位でゴールも倒れ込みけいれんの症状 国立が騒然

 「陸上・世界選手権・35キロ競歩」(13日、国立競技場周回コース)

 トップ争いをしていた川野将虎にアクシデントが襲った。

 トップのウルタドをぴったりと追走していた27キロを過ぎたところで突如、蛇行を始めた川野。その後、胸の当たりを押さえて立ち止まった。沿道からは「頑張れ」の声援が飛ぶ中、再び歩き出した川野。その後、ウルタドにペナルティが科されたため、日本勢の金メダル争いかと思われた。

 だが30キロ地点でカナダのダンフィーが急浮上。川野はかわされると、ラスト1周となったところで急激にスピードが落ちた。ブラジルのボンフィム、勝木にもかわされてメダル圏外に転落した。

 最後は18位でフィニッシュ。スタンドに向かって一礼後、その場に倒れ込み、けいれんしている様子もあった。すぐさま医療スタッフが駆けつけ、国立競技場は一時騒然となった。

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