カーリング SC軽井沢ク睡眠時間5時間でも劇的2連勝 スキップ上野美にっこり「みんな元気!若さで補える部分かな」氷上メンバー平均年齢22・5歳の最年少
「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」(12日、みどりスポーツパーク)
三つどもえで争われる女子1次リーグが行われ、24年日本選手権女王のSC軽井沢クラブは、五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレに5-4で競り勝った。11日から2連勝で、通算成績を2勝1敗とした。
粘りを見せた。11日に4-13で大敗を喫したロコ・ソラーレ戦。最終エンドまで4-4の同点で食らいつくと、不利な先行の最終投でスキップ上野美優がドローを沈め、ナンバー1を確保した。相手にプレッシャーを与え、ロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月がミス。1点スチールで劇勝をつかみ、上野美は「接戦で攻めきって最後につなげていこうと確認していて、それができた試合。最後はイメージよく投げることができた」と胸を張った。
大会初日の11日は午後1時開始、午後6時開始の2試合が組まれ、この日は午前8時開始と“3連戦”の過密日程を消化した。ミーティングなどの時間もあり、前夜の睡眠時間は約5時間。それでも「みんな元気でできている!そこが若さで補えている部分かな」と、氷上メンバー平均年齢22・5歳のフレッシュさで乗り越えた。
次戦は午後6時からのフォルティウス戦。3勝目なら決勝進出が決まる。上野美は「ミーティングとお昼ご飯を食べて、少し仮眠を取ってリラックスする時間にしたい。最終日まで元気でいけるように、休めるところは休んで切り替えながらやっていきたい」とにっこりと笑った。
◆カーリングのミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の代表決定戦の大会方式 女子は3チーム(ロコ・ソラーレ、フォルティウス、SC軽井沢ク)で1次リーグを行い、総当たりで2度ずつ対戦する。上位2チームが当該対戦成績を持ち越し、3戦先勝方式の決勝を行う。優勝チームはミラノ・コルティナ五輪最終予選(12月、ケロウナ)に出場。上位2カ国に与えられる本戦出場権の獲得を目指す。





