競泳 世界選手権200自由形銅メダル村佐が凱旋レースV 前半日本記録ペース「格の違いを見せられたらと」
「競泳・日本学生選手権」(5日、東京アクアティクスセンター)
男子200メートル自由形が行われ、日本記録保持者の村佐達也(18)=中大=が銅メダルを獲得した世界選手権後初となる同種目のレースに臨み、1分45秒62で優勝した。「メダリストとして挑んだレース。格の違いを見せられたらなと思っていた」。男子400メートルリレーも制し、前日の100メートル自由形と合わせて3冠となった。
凱旋(がいせん)レースでメダリストの貫禄を見せつけた。「引き離して周りの心を折ろうと思った」。前半100メートルを日本記録より速い50秒92でターン。後半100メートルはタイムを落としたものの、プラン通りのレースで後続に1秒以上の差をつけた。「ベストから1秒以上離れてしまった。まだまだ納得はいっていない」とタイムは厳しく自己評価しつつ、「チームのみんな、愛知からも応援に駆けつけてくれて負けるわけにはいかなかった。優勝できて安心している」とうなずいた。
元は1500メートルを主戦場とする長距離スイマー。高校から200メートルに転向すると、一気に頭角を現した。昨夏のパリ五輪には、リレー代表として選出。今夏の世界選手権では銅メダルを獲得し、一気に飛躍した。
3年後のロサンゼルス五輪のにも期待がかかる18歳。まずは目の前のレースに向けて、「メドレーリレーも取って、800メートルリレーは僕が引っ張らないと行けないと思うので(1分)43秒ぐらいで泳ぎたい。全部金メダルで終わらしたい」と力強く5冠を宣言した。





