大坂なおみ ママ初4強!全盛期の姿取り戻した 思い出のセンターコートで躍動「夢がかなった気分」

 「テニス・全米オープン」(3日、ニューヨーク)

 シングルス準々決勝で女子の第23シード、大坂なおみ(27)=フリー=が第11シードのカロリナ・ムホバ(チェコ)を2-0で退け、準決勝に進んだ。四大大会での4強進出は2023年7月の女児出産後は初めてで、全米では2度目の優勝を果たした20年大会以来。第8シードのアマンダ・アニシモバ(米国)が第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)に2-0で勝ち、4日夜(日本時間5日午前)の準決勝で大坂と顔を合わせる。

 思い出が詰まったセンターコートで躍動し、大歓声を浴びた。2度の全米制覇を誇る大坂が技巧派ムホバを寄せ付けず、母になってから初の四大大会4強入り。感極まった表情を浮かべ「夢がかなったような気分」と喜んだ。

 第1セット、4-4の第9ゲームで15-30とされた。試合の分岐点で「冷静に耐えるように心がけた」と高い集中力を保ち、強力なサーブやフォアで死守。第10ゲームは正確なリターンでブレークし、全米女王として一枚上手を印象づけた。

 ネットプレーで重圧をかける相手にも惑わされず、タイブレークに突入した第2セットは打ち合いで押し切った。「常に、このポイントが試合の最後のポイントだ、と思ってプレーした」。左右へのショットの打ち分けやラリー戦での落ち着きが光り、全盛期の姿を取り戻した強さだった。

 5年ぶりの優勝まであと二つ。ただ、準決勝で戦うアニシモバとは2戦2敗と相性が悪い。大坂は「相手も勝ち上がってきたのには理由がある。全力を尽くさないといけない」と気合を入れ直した。

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