大坂なおみ 復帰後初8強!「賢くプレー」全仏覇者・ガウフを撃破 母として初のグランドスラム制覇へ

 「テニス・全米オープン」(1日、ニューヨーク)

 女子シングルス4回戦で、第23シードの大坂なおみ(27)=フリー=が第3シードで2023年大会覇者のコリ・ガウフ(米国)に6-3、6-2でストレート勝ちし、20年大会以来の準々決勝進出を決めた。四大大会の8強入りは23年7月の出産から復帰後初。次は3日に第11シードのカロリナ・ムホバ(チェコ)と対戦する。女子ダブルスの青山修子(安藤証券)王雅繁(中国)組は3回戦で敗退した。

 世界ランキング3位を圧倒した。大坂は、今年の全仏覇者のガウフに1セットも与えず「上手にプレーしただけではなく、賢くプレーできた。計画をうまく実行できた」と納得顔だった。

 第1セットからラリー戦で優位に立ち、第1ゲームでブレークした。凡ミスは相手の33に対し12にとどめ「たくさん球を返されてきても慌てず、攻撃を組み立てられた」と振り返った。

 出産のため休養中だった2023年の全米は、四大大会を初制覇したガウフのプレーを娘と観戦した。当時からコートに戻り、ガウフに勝つことをイメージしていたという。それを現実とし「信じることには大きな力がある」と言い切った。

 5年ぶりの大会制覇に弾みをつけた。昨年は2回戦で敗れたムホバとの次戦へ「フィジカルも強く、動きも素晴らしい。大きな挑戦になる」と意気込んだ。ムホバとは過去2勝2敗。大坂は昨年の2回戦でストレート負けしたが、今年の全豪の2回戦では勝利した。

 準々決勝に進んだ過去4度の四大大会で全て頂点に立っている。母として初のグランドスラム制覇に向けては“吉兆”だ。

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