大坂なおみが出産後初の四大大会8強入り ガウフを圧倒「自分には何も期待していない。集中してプレーして、それで勝てたらグレート」
「テニス・全米オープン」(1日、ニューヨーク)
女子シングルス4回戦で第23シードの大坂なおみが第3シードで23年大会覇者のコリ・ガウフ(米国)を6-3、6-2のストレートで破り、準々決勝に進出した。大坂は23年7月の出産から復帰後の四大大会で初の8強入り。次戦は第11シードのカロリナ・ムホバ(チェコ)と対戦する。
大坂は第1セット第1ゲームをバックハンドの強打で押していきなりブレーク。その後も得意のサービスで流れをつかんだ。第9ゲームもバックハンドからの鋭いショットでブレークし、6-3で先取した。
第2セットもネットプレーに活路を見いだそうとする相手に冷静に対処。第6ゲームはフォアハンドの強打でブレークするなど圧倒した。
中継したWOWOWのインタビューでは「勝ち負けよりも笑顔で、そして自分のできるベストのプレーがしたかった。それがこの結果につながって本当に幸せ」と振り返った大坂。一昨年大会覇者のガウフが相手。「もちろん相手はココ。彼女は最も人気があって米国人ではシード最上位の選手。とても楽しかった」と会場の熱気を満喫した。
出産後、四大大会では初めての8強入り。これまでとの違いを問われると「もう自分には何も期待していない。集中してプレーして、それで勝てたらグレート。勝てなかったらベストを尽くしていないだけ」と落ち着いた表情で話した。





