日大アメフトの仲裁申し立てには「応じず」関東学生アメフト連盟が発表「成熟した紛争であることは考え難い」

 不祥事で廃部になった日本大アメリカンフットボール部の後継組織「アメリカンフットボール有志の会」について、関東学生アメフト連盟が2部所属としたのは不服だとして、選手の一人が26日、日本スポーツ仲裁機構に仲裁を申し立てた。これを受け、同連盟は28日、仲裁手続きに応じないと発表した。

 その理由として2月19日に新規加盟申請書類提出を受け、慎重に書類の審査や現場視察、大学やチーム関係者からのヒアリングを行ってきたという。6月17日に臨時理事会で日本大学有志の加入を認め、2部リーグ所属を決議した。

 「決定に至る一連のプロセスは適正な手続きで行ったものであることはもとより、その決議内容も公正なものであって、いささかも法的瑕疵がないと考えております。また、既に付帯決議を含めて日本大学ならびに日本大学有志の会双方が異議なく了承しております」と記した同連盟。「以上の点に加えて、今回の申し立ては大学やチームの総意ではなく、あくまでも学生個人によるものであることなどから、仲裁に適する成熟した紛争であるとは考え難いことを踏まえて、上記のように判断いたしました」と説明した。

 その上で「今季のリーグ戦は今週末30日(土)に開幕します。1プレー1プレーに全力を尽くす学生たちを応援してくださいますよう、よろしくお願いいたします」と呼びかけ、「インターネット上で当該学生ならびに関係者に対する誹謗中傷や個人の名誉を傷付ける言動などはなさらないよう、当連盟として心からお願い申し上げます」と記した。

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