力士健康診断の時短術を十両・剣翔が体現!反相撲タイム&血管の把握がカギ

 採血を振り返る剣翔
 採血を受ける剣翔
2枚

 大相撲力士を対象とした健康診断が21日、東京・両国国技館で行われ、十両の剣翔(34)=追手風=が来館10分で診断を終える“秘策”を実行した。

 3時間の受診時間の終了2分前に会場に到着した剣翔。あっという間に採血を終え、会場を後にした。

 常に終了時刻の1~5分前に到着するという剣翔。角界には何事も予定よりかなり早く行動する“相撲タイム”が存在するが、その逆を行く。剣翔は「毎回ギリギリに来ます。混んでいないので、30分並ぶようなこともない」と語り「終了時刻まで(看護師さんたちは)帰れない。そこは外しません」と、遅刻しないよう気をつけている。

 採血時は自ら看護師に注射針を刺す右肘内側の箇所を伝える。体格的に針を刺す適所が見つかりにくく、30分以上苦労する力士も珍しくないが、剣翔はあっという間に終了。「蜂窩織炎の治療で点滴を打つ際も、自分から伝えています。10年前くらいに針を刺すところを把握しました」と明かした。

 5、6年前から終了時刻ギリギリに到着し、自ら針を刺す箇所を指摘することで、時短を実現している。2016年初場所の新十両から、関取の座を守り続ける剣翔。その秘けつをうかがわせる作戦だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス