柳田大輝は世陸参加標準突破も10秒00 サニブラウン超えならず依然世陸代表入りは厳しく…天仰ぎ座りこむ
「陸上・ナイトゲームズ・イン福井」(16日、福井県営陸上競技場)
男子100メートル決勝が行われ、柳田大輝(22)=東洋大=は自己ベストとなる10秒00(追い風0・3メートル)で世界選手権参加標準記録(10秒00)を突破したが、代表入りの目安となる9秒96には届かなかった。
柳田は優勝候補として迎えた7月の日本選手権でまさかのフライング失格。決勝進出を逃しており、世界選手権代表入りに向けては、サニブラウン・ハキーム(東レ)の9秒96以上のタイムが必要な状況となっている。ゴールの瞬間は思わず天を仰ぎ、悔しそうに座りこんだ。
予選では追い風参考記録ながら9秒92(追い風3・3メートル)をマーク。公認記録での9秒台を狙っていただけに、追い風3・3メートルの風に思わず大の字になっていた。
柳田は参加標準記録有効期間内で20日のトワイライトゲームス(日産スタジアム)にもエントリーしている。
男子100メートルの選考状況は、日本選手権を制し、参加標準記録を突破している桐生祥秀(日本生命)が確実な情勢。日本選手権7位入賞で、参加標準を突破している守祐陽(大東大)が有力となっており、パリ五輪で9秒96をマークしているサニブラウンが3番手。柳田は現状4番手となったが、厳しい状況に追い込まれた。





