17歳・中井亜美 トリプルアクセル着氷!フリーで逆転V 「自信はあった」憧れの浅田真央さんの背中追う

 シニア女子フリーで華麗に舞う中井亜美
 表彰台に上った(左から)2位・千葉百音、優勝・中井亜美、3位・三原舞依
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 「フィギュアスケート・サマーカップ」(12日、木下カンセーアイスアリーナ)

 女子はSP3位の17歳、中井亜美(TOKIOインカラミ)がフリー2位の129・18点を出し、SPとの合計192・84点で逆転優勝した。SP6位の千葉百音(木下グループ)はフリーはトップの131・84点をマークし、合計192・44点で2位。SP5位の三原舞依(シスメックス)は127・79点で、合計188・77点の3位だった。ジュニア男子はフリーを行い、高橋星名(14)=木下アカデミー=が優勝、中田璃士(りお、16)=TOKIOインカラミ=は2位だった。

 表彰台の一番高い場所で、とびきりの笑顔を見せた。SP3位の中井が逆転優勝。「まだそんなに実感が湧かなくて、パニックになっている状態だけど、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も着氷できて、今は率直にうれしい気持ち」と喜びを語った。

 つくったばかりだというフリーのプログラム。完成度は「まだ65%くらい」というが、冒頭の大技トリプルアクセルを着氷。シニアデビューとなった今大会でインパクトを与え「アクセルに対しての不安は正直なかった。自信はあった」と強心臓だった。

 2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さんに憧れ、スケートを始めたという。トリプルアクセルも、浅田さんを手本にしているといい「浅田さんのを見て育ったので、まねしている」と憧れの大先輩の背中を追っている。

 4月に17歳になり、来年のミラノ・コルティナ五輪も射程圏内だ。「今はやっと、1歩進んだという感じ」というが「点数的には、まだ納得がいっていない。トリプルアクセルも2本入れたい」と慢心はない。新境地へ、さらなる進化を目指す。

 ◆中井亜美(なかい・あみ)2008年4月27日、新潟市出身。5歳でフィギュアスケートを始め、23年世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得した。24年ジュニアグランプリファイナルも銅メダルを手にした。25年世界ジュニア選手権4位。中庭健介コーチに師事。趣味は音楽鑑賞。

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