早田ひな 中国選手に痛恨逆転負け「実力不足」左腕負傷でしびれ&握力低下もトレーナー治療で改善「力なくなることなく試合集中できた」 日本勢8強で姿消す

 「卓球・WTTチャンピオンズ」(10日、横浜BUNTAI)

 女子シングルス準々決勝が行われ、昨夏のパリ五輪銅メダルで世界ランク13位の早田ひな(25)=日本生命=は、同3位の陳幸同(中国)に2-4で敗れ、4強入りはならなかった。これで日本勢女子は全員姿を消した。

 過去4戦全敗の陳に対して、序盤からペースを握り、第1、2ゲームを連取。ただ「見られているな」と不気味に感じていたという。第3ゲームを7-11で反撃されると、そこから9-11、7-11、4-11と一気に逆転され、勝負を決められた。「全てを把握してから反撃してくる。ただただ実力不足だった」と完敗を認めた。

 9日の2回戦は張本美和(木下アカデミー)との日本人対決となり、3-2で勝利。試合後には、約2カ月前の飛行機での移動中に、左腕の尺骨神経を圧迫する負傷を負い、左小指と左薬指にしびれが出て、握力が入らない症状が出ていることを明かしていた。

 この日はコーチでもある岡雄介トレーナーがベンチに入り、治療を受けながらプレーできたため、しびれや痛みはでなかったという。パリ五輪でも左腕を負傷し、ここまで全力でプレーできる機会が遠のいていただけに、「力がなくなっていくことなく、試合に集中できた。自分を全て解放できた試合だった」とうなずいた。

 次戦はヨーロッパスマッシュ(14日開幕、スウェーデン)に出場する。「負けた反省を生かして、着実に(陳幸同との)距離を縮められるように頑張りたい」と気持ちを込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス