AS日本女子 メダル届かず4位 リフト成功も脚技や迫力課題 宮川美哉ヘッドコーチ「高さを出すにはまだ時間がかかる」
「水泳・世界選手権」(22日、シンガポール)
アーティスティックスイミング(AS)のチーム・テクニカルルーティン(TR)決勝で日本(相高、藤井、比嘉、川瀬、小林、熊谷、佐藤、白波瀬)は282・4134点の4位だった。中国が307・8001点で優勝した。
水球男子の日本は9、10位決定戦でルーマニアと対戦し、16-16からのペナルティーシュート(PS)戦を4-3で制し、9位となった。
ASチームTRの日本は、冒頭のリフト技をきっちりと成功させた。回転不足のため大幅減点を受けた予選と異なり、ジャンパーの白波瀬が高く飛び出し、きれいに規定の2回転をこなした。白波瀬は「やるしかないという気持ちでいった。決められて良かった」と納得の表情だった。
脚技の高さや隊形移動の迫力の部分で中国、ロシア出身の中立選手、スペインに劣り、表彰台には届かなかった。主将の佐藤は「そろって泳げるようにはなってきているけど、縮こまって見えるのが課題。個人の技術も上げていきたい」と課題を挙げた。
宮川美哉ヘッドコーチは「とにかくリフトが心配で心配だったが、決めてくれて安心した。点を伸ばすには脚技の高さが第一条件。高さを出すにはまだ時間がかかるなと思っている」と発展途上のチームを評価した。





