池江璃花子が世界選手権へ気合 「帰ってきた世界のスプリンター」と目標
競泳の世界選手権(シンガポール)に臨む日本代表が21日、都内の六本木ヒルズアリーナで行われた壮行会に出席した。昨夏のパリ五輪代表の池江璃花子(横浜ゴム)も参加。用意されたパネルには「帰ってきた世界のスプリンター」と目標をつづり、「50バタフライを特にメダルを意識している。スプリンターとして世界に戻ってきた、通用するような泳ぎを本番でできたらいいなと思っている」と意気込みを語った。
初代表入りから10年が経過し、今年は初の主将を務めている。これまでは拠点とするオーストラリアからオンラインでミーティングに参加するなど、チームをまとめてきた。「代表が結成されて集合したときに、目標を質問された4~5人全員が『メダルを取りたい』と言った。いつもは『決勝に残りたい』、『自己ベスト出したい』が多かった。今までメダル取りたいまで思っている選手こんなにいたかな?と思った」と今回のチームの意識の高さを明かし、「自分も結果を出す1人でありたいけど、みんなが結果を出すために、私がどういうふうな立場で、どういう姿勢をみせていけばいいか数カ月間で考えてきた。本番まで、本番中もチームを支えていけたら」と主将としての責任感をにじませた。
世界選手権はすでに開幕しており、日本勢が活躍中。オープンウォータースイミング(OWS)では梶本一花(枚方SS)が3キロノックアウトスプリントで金メダルを獲得し、アーティスティックスイミング(AS)ではチームフリールーティンで2位に入った。池江は「OWSでメダルを取って、ASでもメダルを獲得している。競泳も続きたい」と気持ちを高めた。





