小原日登美さん死去 世界レスリング連合が追悼「伝説的日本人レスラーが亡くなった」ロンドン五輪金、8度の世界王者の実績残し

 世界レスリング連合(UWW)は20日、公式SNSで18日に44歳で亡くなった12年ロンドン五輪女子48キロ級金メダリストの小原日登美さんを追悼した。

 「2012年ロンドン五輪女子48キロ級金メダリスト、8度の世界チャンピオンに輝いた伝説的日本人レスラー、小原日登美さんが亡くなった。44歳だった」と綴られた。

 小原さんはアテネ五輪、北京五輪の代表を争いに敗れ、逃し一度は現役引退したが、2010年に復帰。減量を乗り越えて、女子48キロで悲願の五輪出場を果たし、31歳で金メダルを獲得した。世界選手権は計8度の優勝を誇る。ロンドン五輪を最後に現役を引退。近年は自衛隊で後進の指導に当たり、21年には日本レスリング協会の理事に就任。今年1月には五輪4連覇の伊調馨さんとともに、全日本女子チームの新スタッフに加わっていた。

 青森県八戸市出身。10年に元レスリング選手と結婚。2児の母でもあった。

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