休場した横綱豊昇龍の診断書が発表、左足親指の状態が判明

 「大相撲名古屋場所・5日目」(17日、IGアリーナ)

 横綱豊昇龍(26)=立浪=が休場した。今場所は1勝3敗。2日目から若元春、安青錦、阿炎と3日連続で金星を配給していた。5日目の相手、王鵬は不戦勝となる。

 夕方に診断書が発表された。「左第1趾MTP関節捻挫、左第1中足骨骨挫傷」の傷病名で、「上記疾患にて、令和7年7月17日から1カ月間の安静・加療、休場を要する」と診断された。

 左第1趾MTPは親指の付け根、骨挫傷は骨折手前の状態とされる。

 師匠の立浪親方(元小結旭豊)は、場所前に痛めた左足親指が、安青錦戦で悪化させたと説明。「昨日は『出たい』と言ってきたけれど、症状を聞いて、昼前に、やめた方がいい、と伝えました」と語っていた。

 豊昇龍は新横綱だった今年春場所以来、昇進3場所で2度の休場。今場所は新横綱大の里が誕生し、2021年秋場所以来に東西の横綱がそろい、対戦すれば20年春場所の白鵬、鶴竜以来5年ぶりだった。

 立浪親方は「ファンと協会に迷惑をかけている。次こそ優勝争いができるように万全で出してあげたい」と見通しを語っていた。

 豊昇龍は昇進3場所で2度の休場。3場所で計8つの金星を配給し、不振が続いている。

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