フィギュア坂本花織 22年以来ブノワ氏の振付でSP「昔みたいに怒鳴り散らされることもなく…」

 フィギュアスケートのミラノ・コルティナ五輪対策合宿が5日、大阪府泉佐野市で行われ、2025-26シーズン限りで現役を引退する女子の坂本花織(25)=シスメックス、樋口新葉(24)=ノエビア=ら12選手が参加した。

 坂本は来年の五輪に向けて、ショートプログラム(SP)曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」、フリーの「愛の讃歌」をかけて練習。3回転フリップ-3回転トーループを着氷するなど安定感をみせた。SPは22年北京五輪以来となるブノワ・リショー氏による振付で「ブノワ先生の振付が自分に合っているのと、ブノワ先生のことが好きなのもあった。多分、最後までやらなかったら悔いが残ると思ったので」と強い希望を通したことを明かした。

 4年ぶりに再会した同氏について「昔みたいに怒鳴り散らされることもなく、優しい雰囲気」と笑わせた。それでも「褒められると本当に褒めてる?と疑ってしまうので、怒られて『くそー!』とか『分かってんねん!』という方が、自分には出しやすい」と厳しかった指導を懐かしんだ。

 樋口は「北京五輪の時もそうだったが、最後までどうなるか分からないと分かっている中で、自分なりに精いっぱい出し尽くして最後に結果が待てるといいなと思う」と有終のシーズンを誓った。

 男子の三浦佳生(20)=オリエンタルバイオ・明大=は、これまでに痛めていた左太もも周辺に違和感を覚えたため、また佐藤駿(21)=エームサービス・明大=は右足首の軽い捻挫のため、いずれも大事をとって不参加となった。

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