伊調馨選手が日本協会理事就任へ レスリング女子で五輪4連覇

 レスリング女子で五輪4連覇を達成し、所属先のALSOKでコーチも兼任する伊調馨選手(41)が日本レスリング協会の新理事候補となっていることが25日、関係者の話で分かった。26日の評議員会で承認される見通し。幅広い経験を競技普及や発展につなげる役割が期待されている。

 青森県出身の伊調選手は五輪3連覇の吉田沙保里さんらとともに日本女子をけん引し、競技の認知度アップにも貢献。2016年リオデジャネイロ五輪で史上初の女子個人種目4連覇を達成し、国民栄誉賞を授与された。

 現在の練習拠点にする日本体育大では、パリ五輪金メダルの藤波朱理選手らを指導。日本代表のコーチ陣にも入り活動している。

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