阿部一二三が準々決勝で一本負け 海外選手には6年ぶり…大番狂わせ場内騒然 日本男子単独最多の5度目制覇逃す

 「柔道・世界選手権」(14日、ブダペスト)

 男女計2階級が行われ、五輪2連覇で男子66キロ級の阿部一二三(27)=パーク24=は準々決勝でオビド・ゼボフ(タジキスタン)に一本負けした。この階級での敗戦は2019年8月の世界選手権準決勝、丸山城志郎戦以来となり、日本男子単独最多となる5度目の優勝を逃した。女子52キロ級の大森生純(JR東日本)も準々決勝で敗れた。

 王者がついに負けた。男子66キロ級の準々決勝。阿部は中盤に放った内股をきれいに透かされた。映像判定の末に一本の宣告を受けると、ぼうぜんとした表情を浮かべる。個人戦で海外選手に負けるのは2019年2月以来だ。大波乱に場内は騒然となった。

 相手のゼボフは世界ランキング4位の27歳。実力者ながら五輪には出場しておらず、世界選手権の表彰台に届いたこともない。大番狂わせと言っていいだろう。

 阿部は「状態はすごくいい。自分の柔道を出すだけだ」との自信を抱き、持ち前の豪快な投げを披露して3回戦までは盤石だった。そこに落とし穴があったか。手足の長い相手に対しては返されるリスクが高く、普段あまり仕掛けない内股を選択してしまった。

 2連覇を遂げたパリ五輪以来の国際大会で、試合直前は近寄りがたい雰囲気を醸し出していた。日本男子単独最多となる5度目の制覇も消えた。「五輪王者らしい柔道を見せる」と自覚十分だったが、27歳のエースに待っていたのは予想外の結果だった。

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