退職の白鵬氏へ米メディアからも直球質問「どうして中でできなかった?」相撲界に「入っても大丈夫なんでしょうか?」
大相撲で歴代最多45度の優勝を誇る元横綱、白鵬翔氏(40)が9日、日本相撲協会を退職し、都内で会見。世界相撲プロジェクトを表明し、同構想を推進する新会社代表に就く予定であると明かした。
約1時間の会見では、米国の通信社であるAP通信の記者からも質問が上がり「白鵬さんは相撲の素晴らしさを言っていた。でも、あなたは(相撲協会の)外に出ることを決めた。それは、どうして中でできなかったんでしょうか」と問いかけ。続けて「アメリカ人でも日本の文化、お相撲に興味がある人が読者にもたくさんいます。その子供たちが相撲をやりたい人がいたらどんなアドバイスをあげますか。(相撲界に)入っても大丈夫なんでしょうか。それとも親方のところにいけばいいんでしょうか」と、投げかけた。
白鵬氏は「いま、アマチュア相撲は84カ国が登録されている。実際に年に1回、世界大会が登録されています。そこには25、30カ国が参加されている。ワールドゲーム、ここにも相撲が国際大会として出ている。そうしたベースがあるなかで、相撲協会と連携して活動していきます」と回答した。
会見の冒頭、白鵬氏は「相撲に愛され、相撲を愛した25年。この場を借りまして、相撲協会を退職し、新たな夢に向かって進むことをお伝えします」と語り、「今の状況では外の立場からやった方がいいと思い、自分で決断しました。外の立場から相撲を発展する活動をしていきたい」と語った。




