五輪の難民選手団、今後も継続へ バッハ会長「重要性増す」

 【パリ共同】国連が定める「世界難民の日(20日)」を前に国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が2日、オンラインで記者会見し「難民選手への支援の重要性は増している」と語った。今月下旬にカースティ・コベントリー次期会長体制になっても、IOCが五輪で難民選手団を継続していく方針を強調した。

 バッハ会長によると、これまで選手支援などに約2500万ドル(約36億円)を投じた。競泳女子で難民選手団として五輪2大会出場のユスラ・マルディニさんも会見に参加し「五輪に参加できたことは私たちの命を救い、夢をかなえる機会を与えてくれた」と話した。

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