陸上 村竹ラシッド日本選手権は欠場意向「試合重ねるとダメージある」すでに世界選手権は内定

 陸上男子で、昨夏のパリ五輪110メートル障害5位の村竹ラシッド(JAL)が31日、羽田空港で取材に応じ、日本選手権(7月、国立競技場)に出場しない方針を明かした。すでに世界選手権(9月、国立競技場)代表に内定しているからこその判断。「試合を重ねるとダメージもある、内定している身ですし、出場しない方向で考えている」と説明した。

 この日は、13秒14で初優勝を果たしたアジア選手権(韓国)から帰国。後半の伸びを意識し、得意の前半を抑えたレースプランを試し、手応えを得た。「勝ち切れたことはうれしかった。やりたいレースができた」とうなずいた。

 今後は、ダイヤモンドリーグ第8戦(6月20日、パリ)に出場予定。世界トップ選手との試合を重ねてレースの感覚を呼び覚ましていく。メダル獲得を見据える世界選手権に向けて「今までの前半と、アジア選手権の伸びを組み合わせたあんばいを見つけたい。世界陸上で(日本人未踏の)12秒台が出たら最高」と気持ちを込めた。

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