バレーボールのＳＶリーグ男子で初代王者になったサントリーの高橋塁（２５）と藍（２３）の兄弟が２７日、京都府文化観光大使を委嘱され、京都府庁で委嘱式に出席。故郷のＰＲに全力を尽くすことを誓った。

　２０２４－２５シーズンで天皇杯とＳＶリーグの２冠などバレーで活躍する傍ら、２人のＹｏｕＴｕｂｅ「らんるい」はチャンネル登録者３６万８０００人と、人気インフルエンサーの顔も持つ。プロスポーツ界では２３年の元阪神・糸井嘉男氏以来２組目の大使で、現役では初。藍は「糸井選手以来というのはうれしい。京都のいいところをアピールしていきたい」と声を弾ませた。御朱印集めが趣味という塁は「京料理や京野菜などおいしいものがたくさんある。高橋家は食べることが大好き。何でもやります精神で盛り上げたい」と力を込めた。

　藍は６月からネーションズリーグ、９月に世界選手権と日本代表活動も控える。「パリ五輪で悔しい思いをしたので、世界選手権は京都をアピールしながら結果を求めてやりたい」と故郷のために熱いプレーを誓った。