横綱昇進の大の里、伝達式の口上で「唯一無二」使わないかも 「まあそこまで…もう使ってしまったので」

 大相撲夏場所で2場所連続4度目の優勝を果たした大関大ノ里(24)=二所ノ関=が26日、茨城・阿見町の部屋で、日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)が第75代横綱への推挙決定を受け会見。28日に行われる横綱昇進伝達式の口上で、代名詞の「唯一無二」を使用しない、もしくは新たな四文字熟語を追加する可能性を示した。

 師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)以来、8年ぶりの日本出身横綱誕生は目前。大の里は「本当に嬉しいですね。また頑張らなきゃなという気持ちになります」と喜びを口にした。

 初土俵から所要13場所での横綱昇進は昭和以降で最速。数々の昇進記録をつくり、大関昇進の口上で用いた「唯一無二」通りの活躍が続く。

 しかし、大の里は口上を「今のところまだ考えていない」と述べ「唯一無二」について「まあそこまで…もう使ってしまったので」と言及。「違うものにしたい?そうですね」と変更、および新たな四字熟語の追加を示唆した。

 師匠は「大関の名を汚さぬよう精進」から「横綱の名に恥じぬよう精進」とシンプルな口上だった。来場所で東西並び立つ豊昇龍は「気魄一閃(きはくいっせん)の精神で精進」と、大関昇進時の四文字熟語を継続した。「不撓(ふとう)不屈の精神で相撲道に精進」と述べた貴乃花は、横綱昇進時に「不撓不屈の精神で、力士として不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く」と熟語を追加している。

 果たしてどのような口上になるのか。大の里は「大関の時もリハーサルで親方に初めてその言葉を披露した。今回もしっかり自分で決めたい」と語った。

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